HACCPについて

HACCPの概要
HACCPとは、食品等事業者自らが食中毒菌汚染や異物混入等の危害要因(ハザード)を把握した上で、原材料の入荷から製品の出荷に至る全工程の中で、それらの危害要因を除去又は低減させるために特に重要な工程を管理し、製品の安全性を確保しようとする衛生管理の手法です。
この手法は 国連の国連食糧農業機関(FAO)と世界保健機関(WHO)の合同機関である食品規格 (コーデックス) 委員会から発表され,各国にその採用を推奨している国際的に認められたものです。
- HACCPは、Hazard Analysis Critical Control Pointの略称です。
- Hazard(危害要因)
- Analysis(分析)
- Critical(重要)
- Control(管理・制御)
- Point(点)
- 食品の製造工程における危害要因(食中毒菌、異物混入など)を分析し、それらを重点的に管理することで、食品の安全性を確保します。
- 従来の抜き取り検査と異なり、製造工程全体を管理することで、より効果的に安全性を高めることができます。
- HACCPは、国際的に認められた衛生管理手法であり、多くの国で導入が進んでいます。
HACCPの目的
- 食品の安全性を確保し、食中毒などの食品事故を未然に防ぐこと。
- 食品の品質を向上させ、消費者の信頼を得ること。
- 食品事業者の責任を明確にし、衛生管理意識を高めること。
HACCPの導入
HACCPは、米国・カナダ・EU諸国・オーストラリア・日本・韓国・台湾などで義務化しています。
また、ロシア・メキシコ・ベトナムなどではHACCPの導入が模索されており、中国・インド・タイでは輸出食品にHACCPを義務付けています。
※日本では、2021年6月に食品衛生法が改正され、原則として全ての食品事業者にHACCPに基づく衛生管理が義務付けられました。HACCPの導入には、専門的な知識と計画が必要となるため、厚生労働省などが提供する支援情報を活用することが推奨されています。より詳しい情報については、以下の厚生労働省のWebサイトをご覧ください。「厚生労働省 HACCP(ハサップ)に沿った衛生管理制度化について」https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/shokuhin/haccp/index.html
